わりと好きかもしれません。

お気に入りの数学の話題について、ぽつりぽつりと書きつづっていければと思います。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
今野 浩:役に立つ一次式 ー 整数計画法「気まぐれな王女」の50年
日本評論社 (2005/11) 1900円+税

与えられた連立一次不等式が定める凸領域内において
ある一次関数を最大化する点を求めよ、
というのが「線型計画法」と呼ばれる問題。
念頭に置いているのは、たとえば
「決められた予算内で事業の利益を最大化するには
 どのように予算配分すべきか?」
といった類の「最適化」問題です。
そのヴァリエーションとして、特に変数の取りうる値の範囲を整数値に限って
最大値を与える点を求めるという問題が
サブタイトルにある「整数計画法」。
これはつまり、変数が「人数」「径路数」のような場合を想定しているわけだね。
この整数計画法における画期的な「美しい理論」が生まれ、注目を浴び、
しかし実用性の面から見捨てられ、後に再び息を吹き返して「役に立つ」という物語。
これは面白いなー!一気に読んでしまった。
確かに、こういう問題を考える上で線形代数は基本的な道具なんだよ、
ということを(歴史も含めて)お話として知っているだけでも、
訳も分からず勉強するよりは現実感があって身が入るかもしれないなー。

学部生の頃の自分に読ませたい度:★★★★★
スポンサーサイト
コメント
コメントする
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://kinginsunago.blog63.fc2.com/tb.php/12-3564fcad
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。